鎌倉は、いつ行っても混んでいる街です。
年始の初詣、春の桜、夏は海水浴や花火、秋の紅葉、そして梅雨はアジサイ。
季節ごとに理由が変わるだけで、人が少ない時期がほとんどない。
外国からの観光客、修学旅行、近隣の学校の体験学習……平日でも油断できません。
そんな鎌倉で「激混みをはずして、気持ちよく歩ける時期」を探したら、答えは5月のGW後でした。
暑すぎず、寒すぎず、程よい陽気で散策できる。
アジサイはまだ咲いていないけれど、人が少ない分、歩きやすくて、写真も撮りやすくて、お店もゆっくり入れる。
「鎌倉って、こんなに気持ちよく歩ける街だったんだ」と改めて気づいた一日でした。
アジサイ目当ての方には物足りないかもしれません。
でも「静かな鎌倉をゆっくり歩きたい」という方には、5月のGW後が断然おすすめです。
北鎌倉駅(9:00着)
↓ 徒歩5分
明月院(9:00〜10:00)
↓ 江ノ電バスで鎌倉駅へ・江ノ電で長谷駅へ
長谷寺(10:30〜12:00)
↓ 徒歩5分
御霊神社(12:15〜12:45)
↓ 徒歩3分
力餅家(12:50) お土産
↓ 徒歩5分
成就院(13:00〜13:20)
↓ 徒歩10分
極楽寺駅
↓ 江ノ電で鎌倉駅へ
sahan(14:00〜14:30) ランチ
↓ 徒歩1分
ヲガタ(14:45〜15:30) コーヒーと甘味
↓
帰路
所要時間の目安:約6〜7時間(ゆっくりペース)
北鎌倉駅からスタート
横浜から横須賀線で約20分。新宿からは湘南新宿ラインで約60分。乗り換えが少なく、座って来られるのが北鎌倉のいいところです。

5月の朝の北鎌倉は、緑が濃くて空気が澄んでいます。観光地らしい喧騒がまだなくて、ただ静かな山の町。この空気を吸うだけで「来てよかった」と思えます。
明月院〜静かな参道をひとり占め

アジサイはまだ。でもそれがよかった
5月の明月院、アジサイはまだ咲いていません。正直に言います。
でも、それがよかったんです。
アジサイシーズンは入場待ちの列が参道の外まで続くことで有名な明月院。5月は人がほとんどいなくて、竹林と苔の緑が静かに広がる参道をひとりで歩けました。「これが本来の明月院の姿なんだな」と思いながら。




アジサイがなくても、丸窓の景色は健在です。人がいないタイミングで、ゆっくり写真が撮れました。

6月にアジサイを見たいなら
6月の見頃は上旬〜中旬。「明月院ブルー」と呼ばれる青一色の姫アジサイは、早朝8:30の開門直後が狙い目です。
入園料: 500円
開門時間: 通常9:00〜16:00(6月は8:30〜17:00)
明月院から鎌倉駅へは江ノ電バスも便利です。
バスの到着時間はリアルタイムで確認できます。
長谷寺〜アジサイも人も鎌倉随一

アジサイの量も人の多さも明月院より上
明月院と長谷寺、どちらが混むか。
断然、長谷寺です。

アジサイの株数も、訪れる人の数も、長谷寺のほうが規模が大きい。アジサイシーズンは「あじさい路」の入場に整理券が必要になるほど混み合います。
2026年はネット予約制です
あじさい路への入場は拝観料とは別に「あじさい券(500円)」が必要です。毎週火曜日10:00から翌週分の予約が始まります。公式サイトから事前に予約しておくとスムーズです。
※予約URLは開花状況により公式サイトで随時公開されます。
最新情報は長谷寺公式サイトでご確認ください。
6月に行く場合は開門直後の8:00着を狙うのがベストです。
長谷寺公式サイトでは現在の混雑状況も確認できますよ。

展望台からの景色は本物

あじさい路の先にある展望台からは、由比ガ浜の海が見渡せます。
展望台までは階段がかなりありますが、上がりきったときみんな笑顔になっていました。
降りるときは足がガクガクするので、ゆっくりめに。








5月はアジサイがまだでしたが、それでも十分な絶景でした。
ここにアジサイが咲いたら、遠くの海と近くの花が重なって、きっと長居してしまいます。
入山料: 400円
開門時間: 8:00〜17:00(季節により変動)
御霊神社〜撮影は場所取りが大事
撮影スポットは狭い
御霊神社の「江ノ電×鳥居×アジサイ」の写真、SNSでよく見ますよね。
あれが撮れる場所はほぼ1箇所だけです。しかもその場所がとても狭い。

訪れた全員が同じ場所から同じ構図で撮りたいので、自然と順番待ちになります。自分が撮り終えたら次の人のためにさっと場所を譲る気持ちが大切です。
電車の時刻を調べてから行く
江ノ電は約10分間隔で運行しています。電車が来る瞬間を撮りたい場合は、事前に時刻表を確認しましょう。
階段を登って踏切を渡ると、右奥にトンネルが。極楽寺方面から来る江ノ電を待ちます。


待っている間は境内をゆっくり散策できます。
御霊神社は目の神社でもあります。普段目を酷使しているので しっかりお参りもしました。
参拝: 無料
開門時間:境内参拝は24時間可能
注意事項:境内での写真撮影は禁止
力餅家

創業元禄年間、300年以上続く鎌倉の老舗和菓子屋さん。名物の権五郎力餅はつきたての餅を出来たての餡で包んだシンプルな一品で、日持ちは当日中です。
私は求肥力餅を買いました。こちらは賞味期限3日間です。
……正直に言います。
お土産のつもりで買ったのに、帰りの電車で食べてしまいました。
それくらい美味しかったです。大切な人へ渡したい場合は、帰路の直前に買うのがおすすめです。
営業時間: 9:00〜18:00
定休日: 水曜・第3火曜
場所: 長谷駅から徒歩3分
成就院〜見事な絶景が待っています。ただし階段を覚悟して

景色はいい。でも階段は結構ある
成就院、景色は本当にいいです。石段の先に由比ガ浜の海が広がる眺望は、鎌倉でも指折りの絶景だと思います。
ただ正直に言うと、階段が結構あります。
長谷寺・御霊神社とすでに歩いた後なので、足にきます。無理せず、ゆっくり上がってください。景色は必ず報われます。


成就院の後は極楽寺駅へ
成就院を出たら極楽寺駅へ向かいます。成就院から長谷駅よりは近いので、このコース順だと自然な流れで駅に出られます。


極楽寺駅は江ノ電の中でも特に小さくてレトロな駅。駅舎の写真も撮っておく価値があります。
sahan(サハン)〜鎌倉駅西口・ひとりで入りやすい食堂
建物の1階に注意

極楽寺駅から江ノ電で鎌倉駅へ。西口から線路沿いを歩いてすぐのところにあるのがsahanです。
ひとつだけ事前にお伝えしたいことがあります。
建物の1階は「豆腐ハンバーグ」で有名な別のお店です。
sahanは2階です。行列に並ばず、迷わず可愛い水色のドアを開けて2階へどうぞ。


実はAmazon Audibleで聴いた小川糸さんの小説「ツバキ文具店」に登場するお店です。本の中で気になっていた場所に実際に来られた、というだけでテンションが上がりました。


1870円

セロリと梅が合う〜!

ひとりで入りやすい理由が3つあった
① 料金前払い・現金のみ
席に着く前に注文と会計を済ませるシステム。お支払いを済ませているので安心です。現金のみなので事前に準備を。
② セルフサービス
料理ができたら自分で取りに行くスタイル。ひとりでも全然気まずくない。
③ 鎌倉駅のホームが見える窓
窓際の席からは横須賀線のホームが見えます。行き交う電車を眺めながらゆっくり食べられる、ひとりの時間にぴったりの空間でした。



それほど気にならないようでした
メニュー: 旬の鎌倉野菜を使った一汁三菜の定食1種類 デザート・ドリンクメニュー
支払い: 現金のみ・前払い
料金: 1800円前後
ヲガタ〜駅前の渋い喫茶店
雨の日のモデルコースにも入れたい
sahanからも近く、鎌倉駅西口から徒歩1分のところにヲガタがあります。

駅からこれだけ近いのに、穴場感があるのがヲガタの不思議なところです。2階に上がると、自家焙煎珈琲の香りと静かな時間が待っています。


セットで1350円

自家製ケーキになめらかな粒あんをのせた甘味と、本格的なコーヒー。
他にもチーズケーキ・チョコケーキがあり、なんと全部のせバージョンもあるそう。
一日歩いた後のこの一杯が、旅の締めくくりにちょうどいい。
鎌倉駅から徒歩1分なので、雨の日のモデルコースにも絶対入れたいと思いました。
濡れずに行けて、ゆっくり過ごせる。雨の鎌倉散歩の強い味方です。

営業時間: 9:00〜18:00
定休日: 第1・3・5木曜
場所: 鎌倉駅西口から徒歩1分・2階
支払い : 現金のみ
まとめ〜5月の鎌倉、思った以上によかった
アジサイがなくても、鎌倉は十分に楽しい街でした。
と言いながら、つぼみを見つけるたびに写真を撮っていました。
どうやら私、相当アジサイが見たかったようです。
でも人が少ない分、歩きやすくて、写真も撮りやすくて、お店もゆっくり入れる。「混雑が苦手」という50代のひとり旅には、5月が正解かもしれません。
6月にアジサイを見たい方へのアドバイスをまとめておきます。
・明月院:開門直後8:30狙い。平日がベスト
・長谷寺:アジサイ・人ともに鎌倉随一。
開門直後8:00着が狙い目
・御霊神社:撮影場所は狭い。譲り合いの心で
・成就院:階段あり。無理せずゆっくり
・雨の合間の日差し対策
前泊するならここがおすすめ
「8:00開門に合わせて行きたいけど、朝早い電車はきつい」という方には前泊がおすすめです。
鎌倉駅西口から徒歩4分のトーセイホテルココネ鎌倉は、大浴場・和モダンの客室・美容家電完備で、ひとり旅にもぴったり。朝食は和定食か洋食か選べます。TripAdvisorの鎌倉ホテルランキングで1位を獲得しています。
行ってみて気づいたこと〜日傘問題
5月の日差しは一年で一番強いと言われています。日焼け対策は必須です。
私は日傘を持っていきましたが、正直なところ使いにくかった。
お寺は人が多くて周りに迷惑になるし、鳥居をくぐるときは失礼かなと思って閉じる。
開いたり閉じたりを繰り返すうちに、だんだん面倒になってきました。
次に行くなら帽子とアームカバーにします。
開閉不要で、両手も空く。鳥居もお寺も気にせず歩けます。
どうしても日傘を使いたい場合は、開閉がワンタッチで楽なものを選ぶのがおすすめです。
開閉がワンタッチで鳥居前でも気を遣わない |
ひんやりなのに指先までしっかりカバー |
お気に入りの帽子がまだない方はこちらから探せます。
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サングラスも必須です。5月の日差しは目にも強烈でした。
UV400カットのレンズを選ぶのがポイントです。



