私にとって金沢は、人生で初めての「ひとり旅」の行き先でした。
少し前の話にはなりますが、今でも鮮明に覚えている、大切な旅の記録です。
コロナが明けて、さあどこへ行こう、とワクワクしながら候補を考えていました。
「金沢に行ってみたいな」と思い浮かべたものの、「そこ、もう行ったことある」と言う人ばかり。
それなら、と思いついたのが「ひとりで行ってみようか」ということでした。
行き先を全部自分ひとりで決める。誰にも気を遣わず、好きなものを好きなだけ食べられる。
そんな期待を胸に、金沢への旅がはじまりました。
小松空港経由で金沢到着
雨が多いことで知られる金沢。
その”おもてなし”は、駅に降り立った瞬間から始まっています。
金沢駅を出てすぐに現れるのが、木製の巨大な鼓門(つづみもん)。



伝統的な鼓をモチーフにした堂々とした佇まいで、雨よけの屋根も兼ねているのだとか。
旅のスタートから、金沢らしさを感じさせてくれる場所でした。
近江町市場
我ながら食いしん坊すぎる出だしです。
市場をぶらぶら歩いて、新鮮な魚介や地元のグルメを目で楽しむだけでもすでに満足度が高い。
イートインスペースがあるお店で、新鮮なマガキ、ボタンエビ、ホタテ、そして人生初ののどぐろを頂きました。
新鮮でプリップリで、甘〜い。



兼六園
お腹も心も満たされたところで、兼六園へ。
広々とした庭園を、誰にも急かされず自分のペースで歩けるのは、ひとり旅ならではの贅沢でした。





園内にある時雨亭では、お抹茶セットをいただきながら、美しい庭園をゆっくり眺めることができます。
混雑しているときは待合室に通されることもありますが、時間に余裕があればぜひ立ち寄ってみてほしい場所です。
抹茶と上生菓子の美味しさはもちろん、器やお茶をいただく雰囲気そのものが、ひとつの体験になります。
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館へ足を伸ばし、うさぎの耳のようなユニークな椅子が並ぶ屋外テラスで一息。
ガラス張りの開放的な空間に、旅の高揚感がさらに増していきました。





館内外には、座ったり触ったりできる体験型のコーナーがたくさんあって、ひとりでも十分楽しめました。
誰かと一緒だと、見るペースを合わせたり、相手を待たせないよう気を遣ったりするものですが、ひとりならそんな心配も無用。
自分がゆっくり見たい作品はゆっくり、気になった体験コーナーは気の済むまで。
誰も待たせずに、自分だけのペースで館内を巡れるのも、ひとり旅ならではの心地よさでした。
夜ごはんはもりもり寿司(片町店)へ

ひとりでカウンターに座って、好きなネタを好きなだけ頼む。
誰かに気を遣うこともなく、自分の”食べたい”だけに集中できる時間は、想像していた以上に心地よいものでした。





ホテルインターゲート
金沢は観光名所がコンパクトにまとまっていて、とても観光しやすい町です。だからこそホテル選びでは、駅から少し離れていても、観光名所に近い立地の方が動きやすいと感じました。

宿泊したホテルインターゲート金沢は、チェックインからフリードリンクやお茶が楽しめるラウンジが魅力的なホテルです。
夕方からのハッピーアワーにはワインやカクテル、夜にはトッピング豊富なお茶漬けまで楽しめて、ひとり旅の夜をゆったり過ごせます。


2種類から選べます

歩き疲れた体を癒せる大浴場があるのも嬉しいポイント。
さらに金沢城公園にほど近い立地で、2日目の予定も組みやすいホテルでした。
金沢城公園
2日目は尾山神社からスタート。
実は、朝ごはん前です。
早起きしたので、先に少し観光してから朝食にすることにしました。
これも誰にも合わせなくていい、ひとり旅ならでは。
ホテルが名所の近くにあるのも、こういうときに助かります。



独特なデザインの神門を眺めながら、静かな朝の空気を味わいました。
そこから金沢城公園へ。





1時間程散策をしたので、モリモリ朝ごはんを食べてしまいました。
ひがし茶屋街
バスに乗って、ひがし茶屋街へ。
金沢は市内をぐるっと巡回するバスが走っているので、移動がとてもスムーズです。


この日ずっと楽しみにしていた場所のひとつでした。
当時はまだコロナの影響で観光客も少なく、人がいなくなる瞬間をのんびり待ちながら、写真を撮る時間も楽しめました。



どの甘味処に入ろうか迷いながら、格子戸の並ぶ街並みを歩いていると、まるで時代を遡ったような気分になります。




立ち寄ったのは森八さん。和菓子とお茶のセットをいただきました。
格子窓側にカウンター席があり、外の町並みを眺めながらお茶をいただけるのが何より贅沢な時間でした。
誰かと話すでもなく、ただ格子越しに行き交う人や街並みをぼんやり眺めながら過ごすお茶の時間。
ひとりだからこそ、こんな静かな贅沢を味わえるのだと感じました。
ここで気づいたのが、「ひとりだとスイスイ進みすぎる」ということ。
誰かと一緒だと立ち話をしたり、意見をすり合わせたりして時間がかかるものですが、ひとりだとその分どんどん先に進めてしまう。
気づけば、予定していた場所を全部回りきってしまい、時間が余ってしまいました。
帰路へ
余った時間は、金沢駅でお茶を飲みながらお土産選びに没頭。
あれこれ吟味しながらゆっくり選べるのも、ひとり旅の醍醐味です。



そして最後の締めくくりに、おでんを一皿。旅の終わりにほっとひと息つけるひとときでした。

初めてのひとり旅は、想像していた以上に自由で、予定に余裕を持たせすぎたのも、進むペースが早すぎたのも、今思えば反省点かもしれません(笑)。
少し前の旅の記録になりますが、今振り返っても、あの2日間が今の「ひとり時間」を楽しむ私の原点になっているのだと思います。
次に金沢を訪れるなら、あなたもぜひひとり旅を楽しんでみてください。
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