雨の箱根も悪くない〜50代ひとりで宮ノ下と箱根湯本をゆるり、パンと足湯と温泉の半日

雨の箱根・宮ノ下 雲のかかる山とNARAYA CAFEの外観

箱根へ向かう日の朝。 空を見上げると、小雨がちらつく曇り空でした。

本当は今回、「近いから逆に乗ったことがなかった」ロープウェイに初挑戦する予定でした。

大涌谷から、富士山の見える露天風呂へ。完璧な計画です。

……この空じゃなければ。

ロープウェイの絶景も、露天風呂からの富士山も、これはもう無理。

でも、そこは雨女の私。

こういうのには慣れています。

潔くあきらめて、予定を思いきり変えることにしました。

新しい行き先は、箱根登山線で行ける宮ノ下と箱根湯本。

パンと足湯とジェラート、そして最後は温泉。

……結局、食べてばかりです。

それから、もうひとつ。

平日なのに、とにかくインバウンド(海外からの観光客)が多い! 正直な感想は「海外からのお客さまを見に行った感じ」です(笑)。

それでも、時間をずらしたり、場所を選んだりすれば、ひとりでゆっくり過ごせる場所はちゃんとありました。

雨の日の箱根も、悪くない。 今回は、50代ひとりで楽しんだ、移動の少ない半日コースをご紹介します。

目次

雨の日の箱根 ひとり半日モデルコース

移動は箱根登山線とバスだけ。屋根のある場所が中心なので、雨の日でも濡れにくいコースです。

時刻場所ひとこと
10:45箱根湯本駅箱根登山線で出発(途中の大平台駅でスイッチバック)
11:20宮ノ下駅三角屋根の駅舎
11:30渡邉ベーカリーアツアツのシチューパンでランチ
12:00NARAYA CAFE抹茶ラテと最中、足湯
↓移動宮ノ下から路線バスで箱根湯本駅へ
13:30Hakone Dolce studio STELLAジェラート
↓移動箱根湯本駅前から無料送迎バス
14:00箱根湯寮温泉でマイナスイオンチャージ
16:00八里(箱根湯寮内)湯上がりの地ビール
16:30箱根湯本駅無料送迎バスで戻って帰路へ

所要時間の目安:約6時間(ゆっくりペース)

渡邉ベーカリー〜宮ノ下の老舗パン屋さんでシチューパン

箱根湯本から、箱根登山線で宮ノ下へ。

実はこの日いちばん混んでいたのが、この登山線でした。ほかの乗り物は、ほぼ座れたんですけどね。

途中の大平台駅では、スイッチバック。

急な坂をジグザグに登るために、電車がいったん止まって、進む向きを逆にするしくみです。

電車が向きを変えるたびに、車掌さんがホームを小走りで移動していきます。お疲れさまです。

スイッチバックのたびに、車掌さんが小走り

森の中を小さな電車がくねくね登っていく景色は、どこかジブリの世界みたい。

海外からのお客さまが多いのも、なんだか納得です。

宮ノ下駅に到着。三角屋根の、山小屋みたいな駅舎がかわいい。

駅を出て、まず向かったのは渡邉ベーカリー。

金沢でも高知でも、最初は市場だったし、どうやら私の旅は、食べ物から始まることが多いようです。

宮ノ下駅から歩くこと8分ほど。

有名なホテル横を通ります。

レトロな雰囲気が漂います

宮の下の信号を曲がったら、到着。

店内は木のぬくもりのある、どこか懐かしい雰囲気です。

そして、お客さんはなんと私ひとり。

外はあんなに海外からのお客さまでにぎわっていたのに、ここだけ時間がゆっくり流れています。

お目当ては、名物のシチューパン。

パンのふたを開けると、中にはシチューがたっぷり。

しかも、めっちゃアツアツにしてくれていて、すごくおいしい!

ふたを開けたらアツアツ

……正直に言います。

食べ終わる前から、もうひとつ頼もうか本気で悩みました。

シチューパンセット 1,180円

渡邉ベーカリー

宮ノ下|シチューパンの老舗

営業時間:9:30〜17:00(LO16:00)
定休日:水・第1・3・5火
場所:宮ノ下駅から徒歩約8分

NARAYA CAFE〜抹茶ラテと最中で、足湯にほっこり

次は、宮ノ下駅からすぐのNARAYA CAFEへ。

パンのあとは、甘いもの。

頼んだのは、抹茶ラテと最中のセット。

ひょうたんの形をした最中は、目を閉じた顔がついていて、かわいすぎる〜。

あんこは4種類から選べて、私は黒ごまにしました。

可愛い最中と、目が……合わない(笑)

抹茶ラテ・最中セット 1,000円

窓の外には、雲のかかった山。晴れていたらきっと気持ちのいい景色なのでしょうが、しっとりした雨の日の山も、なかなかいいものです。

絶景のカウンターの下が足湯

そして、ここに来たらやっぱり足湯。

カフェで注文すると、無料で入れます。

足湯席は、カウンターに座って足をお湯にひたすスタイル。

定員は8〜10名ほどで、先にカフェで注文してから案内してもらいます。

目の前には、山の緑。絶景の中で、ほっと癒されます。

お湯はぬるめで、入っていることを忘れてしまうほど自然です。

混んでくると、お隣さんとの距離が少し近くなるかも。

足湯が空いていなくても、カフェのスペースがすごく素敵なので、そちらでのんびりするのもおすすめです。

お昼すぎから、どんどん混んできました。

ゆっくりしたいなら、お昼前に着くのが正解です。

ピザが美味しそうだったなあ。

NARAYA CAFE

宮ノ下|足湯のある古民家カフェ

営業時間:10:30〜17:00

定休日:水曜日・第4木曜日

場所:宮ノ下駅から徒歩約2分

足湯:カフェで注文すると無料。足を拭くタオルは持参がおすすめ(店内でロゴ入りタオル280円も販売)

Hakone Dolce studio STELLA〜箱根湯本の路地で行列のジェラート

帰りは、宮ノ下から路線バスで箱根湯本へ。

スイッチバックは楽しいけれど、けっこう時間がかかるので(笑)。

箱根湯本駅前は 車の通りが多く歩道橋が便利です。雨でも安心です。

そして、気になっていたジェラート屋さんへ。

箱根湯本駅前の商店街、お団子屋さんのお隣にあります。

お団子屋さんのほうも混んでいて、みなさんお団子の撮影に夢中です。

ジェラードやさんもさすが人気店、行列ができていましたが、5組くらいだったので、すぐに順番がきました。

ショーケースには、無花果やピスタチオ、パッションフルーツがのったジェラートがずらり。

見ているだけで楽しい。

このショーケースが見どころ!

サイズはシングルかダブル、食べ方は紙カップ・コーン・スフォリアテッラ(イタリアの焼き菓子)から選べます。

フレーバーによってはプラス料金があるので、メニューでチェックを。

私はダブルで、キャラメル無花果と黒ごま豆乳ベリーに。

キャラメル無花果は濃厚で、ほんの少しお酒のような風味もある大人の味。

実際にお酒が入っているそうで、注文のときに「お酒が入っていますが、大丈夫ですか?」と確認してくれました。

お酒が苦手な方や、このあと運転する方は気をつけてくださいね。

黒ごま豆乳ベリーはヘルシーで、ベリーの酸っぱさが絶妙です。どちらも、選んで正解でした。

ジェラート ダブル(カップ) 740円

店内にはイートインスペースがあります。立ち席ですが、ゆっくり食べられました。

なぜか、みなさん外で食べているんです。

中は空いているのに。なんでだろう……。

私は断然イートインがおすすめです。

そして、注意がひとつ。お支払いは現金のみです。

Hakone Dolce studio STELLA

箱根湯本|季節のフレーバーが楽しめる自家製ジェラート

営業時間:10:00〜20:00
定休日:なし(公式サイトで要確認)
場所:箱根湯本駅から徒歩約3分(商店街のお団子屋さんのお隣)

支払い:現金のみ

箱根湯寮〜無料送迎バスで行ける、森の中の日帰り温泉

旅の締めくくりは、箱根湯寮でマイナスイオンチャージ。

箱根湯本駅の正面口前から、無料送迎バスで約3分。

車がなくても迷わず行けるのがうれしい。平日はおよそ15分おきに出ています。

湯元の駅から階段を降りてすぐ

シャトルバスには、お客さんがたくさん乗っていました。 ところが、竹垣と木々に囲まれた門をくぐると、駅前のにぎわいがうそのような静けさ。

中は、なんとガラガラ。1人用の信楽風呂にも、いつでも入れました。

あれだけにぎわっていた箱根湯本から、バスでたった3分。これは大満足です。

いちばんよかったのは見晴湯。山がすぐ近くに迫っていて、マイナスイオンのチャージ感が半端ない!

敷地内にはもみじがたくさん。

紅葉の頃はきっとすごくきれいだと思います。そして、きっと混むと思います(笑)。

休憩所も、この日はガラガラ

お風呂のあとは、2階の休憩所へ。畳でごろんと横になれるスペースや、漫画・雑誌の棚もあります。

人気の施設なので、混んでいる日は座る場所がなかなか見つからないこともあるそうですが、この日はこのとおりガラガラ。

……とはいえ、私の目当ては休憩所ではなく、湯上がりのビール。のんびりしていられず、八里へ向かいます。

平日の休憩所は、このとおりガラガラ

お食事付きのプランもあるみたい

入浴料は、当日窓口で平日1,700円(土日祝・繁忙期は2,000円)。

タオルは別売りなので、手ぶらで行くなら少しプラスになります。

アソビューには、日帰り入浴とお食事がセットになったプラン(3,100円)もありました。

お風呂上がりに館内でゆっくり食事までするなら、こちらも気になります。

次は私も、八里でごはんまで楽しんでみたいな。

アソビューで箱根湯寮のプランを見る

湯上がりは八里で地ビール

お風呂のあとは、館内の食事処「森のめし 八里」へ。

飲み物だけでも大丈夫とのことです。

店内は落ち着いた和の雰囲気。

カウンター席もあって、ひとりでも座りやすい。

窓の外の緑を眺めながら、地ビールをぐびっと。……湯上がりの一杯、最高です。

地ビール 600円

帰りのバスも門の目の前から。時間帯によって1時間に4本程
箱根湯寮

箱根湯本|無料送迎バスで行ける、森の中の日帰り温泉

営業時間:平日10:00〜20:00(最終受付19:00)/土日祝10:00〜21:00(最終受付20:00)
定休日:なし(メンテナンス休館あり)
アクセス:箱根湯本駅正面口前から無料送迎バスで約3分
入浴料:平日1,700円・土日祝2,000円(タオルは別売り)

平日の箱根、混雑はどうだった?

平日の混雑メモ

場所混雑のようす
箱根登山線(箱根湯本→宮ノ下)この日いちばん混んでいた。それ以外の乗り物はほぼ座れた
渡邉ベーカリーお客さんは私ひとりだけ
NARAYA CAFEお昼すぎから混み始めた。足湯は混むと隣の人と少し近い。お昼前に着くのが安心
ジェラート屋さん5組ほどの行列。店内のイートインは空いていた
箱根湯寮送迎バスは混んでいたが、館内はガラガラ。信楽風呂もいつでも入れた

まとめ〜雨の箱根も、悪くない

ロープウェイも、富士山ビューの露天風呂も、今回はおあずけ。

でも、パンと足湯とジェラートと温泉。

振り返ってみると、雨の箱根、ちゃんと楽しかったです。

移動は箱根登山線とバスだけ。

屋根のある場所をつなげば、雨の日でもあまり濡れずに過ごせます。

ちなみに、箱根湯本駅近くの「茶のちもと」にも寄りたかったのですが、時間切れ。

晴れた日に、今度こそロープウェイで大涌谷へ行ってみたい。

実は2か月ほど前には、熱海にもひとり旅をしていました。

今回箱根を歩いてみて、やっぱり箱根もいいなと。

そして、熱海も箱根も、どっちもいい。

ふたつの旅を通して改めて思ったのは、混んでいないことが何より大事だということ。

混んでいると、いろいろあきらめてしまうんです。

ひとり旅だと、行列に並ぶのも大変。並んでいる途中で、トイレに行くこともできません。

これからも、混雑を避けてスケジュールを組んでいこうと思います。

雨予報の箱根に迷っている方の、参考になればうれしいです。

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