家族との時間も、友達とのおしゃべりも、もちろん大切です。
でも50代になって痛感するのは、みんなの予定を合わせて出かけるのが、思った以上に難しくなってきたということ。
仕事もあるし、それぞれ抱えているものも増えてくる。
「今度行こうね」がなかなか実現しない、なんてことも増えました。
だからこそ最近気づいたのが、ひとりで思いついたときにふらっと行ける「ひとり遊び」の心地よさです。
誰の予定も待たなくていい。
今日は暑いから涼しいところに行こう、そう思ったらそのまま出かけられる。
仕事があっても、隙間の時間はちゃんとある。それを自分のためだけに使えるのは、50代になった今だからこそ味わえる贅沢かもしれません。
これまで「ひとりで涼みに行ってよかったこと」を、いくつかの切り口でまとめてみました。
ひとり映画で涼む
映画館は、ひとり時間を過ごす場所としてもってこいです。
去年観た『国宝』は上映時間が長く、正直「最後まで持つかな」と思っていたのですが、始まってみればあっという間。気づけば物語にすっかり引き込まれていました。
映画館で改めて気づいたのは、ひとりで観に来ている人の多さです。
周りを見渡すと、意外と「おひとりさま」は珍しくない。
誰かに気を遣うこともなく、2〜3時間、何も考えずに物語の中に没頭できるのは、ひとり映画ならではの贅沢だと思います。
そして良い映画に出会うと、そこで終わらないのもひとり時間の面白さ。

『国宝』を観た帰り道、そのまま原作をAudibleで聴き始めました。
映画以上に聴き応えあり。かなりの長丁場です。
物語の余韻に浸りながら、今度は原作でじっくり味わい直す。
さらに気になれば、作品ゆかりの土地を訪ねる「聖地巡礼」に発展することも。
涼しい館内で過ごす2〜3時間が、そこからまた次の楽しみへとつながっていく。それもひとり映画の醍醐味です。
ひとり美術館・博物館めぐり
国立博物館に通うようになったきっかけは、息子と一緒に恐竜を見に行ったことでした。
それがすっかり息子のツボにはまり、そこから福井の恐竜博物館など、あちこちの恐竜展を巡ることに。
子育てから始まった博物館通いですが、今ではすっかり自分ひとりの楽しみになっています。
美術館や博物館の良いところは、とにかく涼しくて綺麗なこと。
そして何より、ひとりでぼーっと作品を眺めていても誰にも変に思われない、むしろそれが「正しい過ごし方」として優遇される場所だということ。
誰かと一緒だと会話しながら見て回りがちですが、ひとりだと自分のペースでじっくり向き合えるのも魅力です。
金沢の21世紀美術館もそのひとつ。


写真を見返すと、建築自体の美しさに改めて見惚れてしまいます。
宇治の源氏物語ミュージアムも印象に残っていて、物語の世界に入り込むような展示が新鮮でした。

逆に、高知のやなせたかし記念館はリニューアル中で行けなかったのが心残り。次に訪れる機会があれば、真っ先に向かいたい場所です。
ひとりカフェで長居する
涼みながらゆっくり過ごすなら、カフェでの「長居」もおすすめです。
何軒か実際に行ってみて、それぞれの長居しやすさを実感しました。
高倉町珈琲は、座り心地のよいゆったりとした空間がまず魅力。




珈琲専門店だけあって、淹れたての一杯は格別です。
パスタやドリア、サラダ、ビーフシチューまでメニューが豊富で、デザートひとつとってもこだわりが感じられます。
しかも珈琲は2杯目以降半額。「もう少しいてもいいんだ」と思わせてくれる、地味に嬉しいポイントです。
おかげ庵は、カウンター席がゆったりしていて、ひとりでも自然に入れる雰囲気が心地よいお店。



和スイーツと和ドリンクで、静かにゆっくり過ごせます。
そしてGINZA TENSHODO CAFEでの「ヌン活」は、また違ったタイプの長居体験。



一段一段丁寧に食べきるだけでも時間がかかるうえ、お茶は何杯もおかわりできて、むしろ「どんどん飲んでください」というくらい飲むことを勧められる感じ。
気づけば2〜3時間、ゆったり過ごしていました。
気になる方はオズモールでチェック
同じ「カフェで長居」でも、お店によってこんなに違う楽しみ方があるんだな、と感じた時間でした。
ひとり温泉・温浴施設で気をつけたいこと
温泉でゆっくり涼むのも、ひとり時間の醍醐味のひとつ。
ただ、これは実際に行ってみて分かったことですが、人気スポットほど「お風呂上がりにゆっくり過ごせるか」という点で悩ましいことがあります。
箱根湯寮はまさにそのタイプで、混雑していると、せっかく良い温泉に入っても、その後くつろぐスペースを確保できないことがありました。
すいていれば、漫画を読んだり、お食事をしたり、マッサージをしてゆっくり過ごせます。


一方、稲村ヶ崎温泉は少し違ったタイプ。ゆっくり過ごす専用のスペースはないものの、1階がカフェになっていて、美味しいドリンクや食事をそのまま楽しめます。



何より泉質の良さと、海を望む眺望は格別。
ただし公共交通で行くなら江ノ電が頼りになるので、日によってはかなりの混雑を覚悟する必要があります。
こうしていろいろ巡ってみて実感するのは、「涼みたい」だけでなく「ゆっくり過ごせるかどうか」も温泉選びの大事なポイントだということ。
今も、すいていて落ち着けそうな温泉スポットを探している最中です。見つけたらまたレポートしますね。
番外編:ひとりネットカフェで涼む
意外と穴場だったのが、平日昼のネットカフェです。
行ってみると驚くほど空いていて、ドリンクバーでのんびり飲み物を飲みながら、ネットサーフィンをしたり漫画を読んだり、とにかくダラダラ過ごせるのが最高でした。
お菓子やお昼ご飯を少し贅沢めに持ち込むのもおすすめ。
誰にも急かされず、何時間でも「自分だけの時間」に浸れる場所です。
番外編:次はここへ行ってみたい
今回はまだ実現していませんが、次に挑戦してみたいのが「ひとり水族館」と「ひとりプラネタリウム」です。どちらも薄暗く涼しい空間で、静かに、そしてぼーっと過ごせそうな予感しかありません。実際に行ったらまたレポートしたいと思います。
まとめ
映画、美術館、カフェ、温泉、そしてネットカフェ。
振り返ってみると、涼みながらひとり時間を楽しめる場所は、意外とあちこちにありました。
予定を合わせなくていい、思いついたらすぐ行ける。
それが「ひとり遊び」の一番の魅力かもしれません。この夏も、涼を求めてふらっとどこかへ出かけてみようと思います。

